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大人の発達障害当事者茶話会に参加しようと思ったきっかけや目的、参加してよかったこと、感想など

今回は大人の発達障害当事者茶話会に参加しようと思ったきっかけや目的、参加してよかったこと、感想などについてまとめてみました。


茶話会に参加しようと思ったきっかけや目的

私が茶話会に参加しようと思ったきっかけや目的はいくつかあります。


努力不足のせいではない

私はADHDではないかと思い、診断を受けた結果、注意欠如障害と診断されました。 そのことによって、いままで感じていた生きづらさは自分の努力不足のせいではない。 障害によるものだと感じるようになりました。


忘れ物はなくならない

ひとつ例を出すと、私はいくら努力をしても、忘れ物がなくなることがありません。 持ち物リストを作ってはいます。ですが、リストが長くなりすぎて出かける前に時間がかかりすぎるようになりました。また、「今日は通院じゃないから通院メモは必要ない」など、いらないものがリストにあることで、リストを斜め読みするようになりました。すると必要なときにも飛ばし読みしてしまい、結果忘れ物をしてしまうという悪循環です。

リストがあることによって忘れ物は減りましたが、完全にゼロにすることはできません。


忘れ物がなくならないのはしかたがない

そうすると「忘れ物をするなんて私はダメな人間だ」と落ち込むことが多かったのですが、 「忘れやすいのは障害のせいで、それを減らそうとすることに意義がある。また、忘れても別の方法で対応しよう」と思うようになりました。


障害と一生付き合うということ

そうやってホッとした部分はありますが、どうにもならないこともあります。 それは、「この障害と一生付き合っていくしかない」という現実です。 「忘れやすいのは障害だから仕方がない。けれどもこの障害と一生付き合っていくしかない。」と考えると、絶望にも似た複雑な気持ちになります。


他の当事者はどう思っているのだろうか

こういった話を家族にしても、理解はしてもらえても共感はしてもらえません。そう考えたとき、「他の当事者の人たちはどうしてるんだろう。こんなことで悩むのは私だけだろうか。それともなにか解決策があるのだろうか。」と思うようになりました。


甘えなのか

また、「障害者手帳」を手にして、「これで支援が受けやすくなる」と思ったのと同時に「ああ、自分は障害者なんだなあ。でも、障害ってそもそもなんだ。身体障害者など他の障害者の人とはちょっと違う気がするけど。見た目が定型発達と変わらないというのは、他の人から見ると「甘え」に見えるんじゃないだろうか。」など、もやっとした気持ちも湧いてきます。


参加してみよう

そこで私は当事者会に参加しようと考えるようになりました。ですが、当事者会がなかなか見つかりません。そこで、検索で見つけたネッコカフェさんに行ってみようと考えます。ネッコカフェさんに通うようになり、DMPステーションさんの茶話会に参加させてもらうようになりました。


矛盾した気持ち

私自身は人見知りをする方で、新しい環境や人間関係が苦手です。ですがいろいろな人と会ってみたいという矛盾した気持ちも同時にあります。


参加するのには理由がある

それでもなお、今も当事者会などに参加してみようと考えている、参加しているのには理由があります。


楽しい

それは「やはり当事者会に参加して、いろいろな人と話ができるのは楽しい」からです。


参加前の不安

参加を決意する前にはたしかに不安もありました。

「参加しても誰にも相手にされなかったらどうしよう」 「そんな小さなことで悩むなんてと否定されたらどうしよう」

などです。

また、自分が障害者だと他の人に知られるのは正直抵抗があります。やはり、偏見があるのではと心配になるからです。ですが、当事者同士ならその心配はありません。


実際参加してみてどうだったのか。

結果感じたことは「やはり、参加してみてよかった」です。

たとえば 「どうしても忘れ物がなくならないんです」 と相談すると 「そうそう、私もそうなんだ。このまえなんてこんなことがあって…」 など話が弾みます。結果忘れ物がなくなるわけではないのですが、 「みんな同じように悩んでいるんだなあ」 と思うと、ホッとしますし、笑い飛ばせるようになります。

また、 「なくしものが多いから、市販の「忘れ物タグ」を使っているよ」 など、参考になる話も教えてもらえます。

「ADHDは忘れ物をしないように持ち物が多くなるからカバンが大きくなるんだよねえ」 など、あるあるネタで盛り上がったりもします。


発達障害について、どう思うか。

発達障害は個性なのか、障害なのか、という話題に関してはいろいろな意見を聞きました。 これに関してはそれぞれ考え方の違いが出るようで、多様な考えがあっていいのではないかと思います。

いろいろな話をしているうちに、とにかく、気持ちが軽くなるし、話ができて、聞いてもらえて嬉しい気持ちになりました。


みんな居場所を探している


それと感じたことは

みんな居場所を探している みんな自分の気持ちを話したがっている

ということです。

しゃべっていると話が尽きないし、話しているときは皆嬉しそうです。 それだけ、皆、自分と同じように話をする場所を探していたんだろうなあ。 いつも、そう感じます。


こうした居場所がどんどん増えればいいなあ。

こうした居場所を必要としている人がたくさんいることを、もっと多くの人に知ってもらいたいなあ。そう感じます。


きっとあなたの居場所が見つかる

もし、あなたも当事者会に興味を持ったら、ぜひ一度参加してみてください。 あなたにぴったりの当事者会が、きっとあると信じています。

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